パイ生地の試作実験は失敗

パイ生地を作る方法は、大きく分けて2通りあります。
1つは、生地をこねてバターを生地で包んで、生地を伸ばして、
畳んでを繰り返すことで、バターの層と生地の層ができる。
もう一つは、生地と角切りにしたバターを混ぜて、
生地を伸ばして畳んでを繰り返すやり方。

そこで、考えた。
案1:記事をつくり、伸ばして刷毛で植物油を塗る。
畳んで伸ばして刷毛で食用油を塗る。
この繰り返しで、油と生地の層ができないだろうか?
しかし、生地が油を吸うかもしれない?
コネ台とのし棒が油まみれにならいかな?

そして
案2:バターを包む代わりに、小麦粉(薄力粉)に水と食用油で、
練り込んで作った生地(A)を作って、
もう片方は小麦粉(強力粉)を水で
練った生地(B)、生地Bの生地を伸ばして、
四角くまとめた生地Aを包んで伸ばして、畳んでを繰り返す方法。
だけど、水と油だから馴染まないかも?
そうだ!乳化させよう~
卵黄に水と食用油を混ぜて撹拌。
乳化した液を小麦粉にまぜてこねる。

だけど、今回は、バターやマーガリンを使わない実験です。
今回は実験なので、万が一、美味しくなくても、
食材を破棄しないために、
少量の分量で作ることにしました。
分量は適当です(笑)
無謀な試作の始まりです。

コネ台は、なんと!大理石です^^
これは、石材屋さんから昔、購入したのですが、
ハイソなビルの床材と思うのですが、コネ台にも使えるよ!
ということなのでこれを買ってた。
しかし、重たいのが欠点。
コネやすく、非常に使い心地は良いです。
石の上にも3年っていう言葉あるくらい、
熱が伝わりにくい材質だからパイ生地を始め、
生地練りにはバッチリです。

アマゾンにも石のコネ台がありますね。
(※アフェリエイトです)

主な材料(これら以外に塩と水がありました)

薄力粉50g

強力粉50g

卵黄10g(卵黄は半分)

食用油が大さじ2杯
水が10mL
に決めましたが、1回目のとき水を25mLにしましたら、
べっちょべちゃで固形を保てない(崩れる)。
失敗しました。

食用油と水と卵黄で、乳化液にして、それを薄力粉50gで
練りました。

失敗した軟すぎる生地は、そのまま焼きましたが結構美味しかった。

生地(A)です。
ややパサパサなくらいがちょうどいいので、2回目は水の分量を
減らして良い感じになりました。

生地(B)は、強力粉に水25mLで練った生地を伸ばして
生地(A)を載せました。生地Bには、塩を1g入れるはずだったけど、忘れていた(笑)

生地Aを生地Bで包みました。

そして伸ばして

畳んで(四角くないですが)、向きを90度変えて伸ばします。

を3回繰り返して、ラップをして冷蔵庫で30分くらい寝かせました。

もう一度、伸ばす、畳む、90度向きを変えて伸ばすを
3回繰り返します。
最後に伸びた状態で切って、小さめのパイにしてみました。
具材は、栗ペーストで、マロンパイとなる予定です。
先日につくった栗ペーストです(小分けして冷凍)。

なんだかさ、もうだめやんね(笑)

180度30分くらい、オーブンで焼き上げました。

どれどれ、切ってみましょう。
(一口、食べてしまった^^;)

栗ペーストは焼いたことにより、しっとり感が減ってしまったけど
とても美味しい。
肝心のパイ生地はと言うと、層を織りなしていない。
それどころか、カチカチです。
でも、それなりに美味しかったけど失敗でした。

のこった玉子の白身は料理して食べました。